土偶との出逢い

土偶との出逢い
うれしい出逢い

土偶との出逢い

新しい作品づくりを始めようと決めた頃、
ふと思い浮かんだのが「土偶」だった。

ちょうどその頃、
京都で土偶展が開催されていることを知り、
「これは行かないと!」
引き寄せた機会を逃す手はないと、足を運びました。

実際に目の前で見る土偶は、
思っていた以上に存在感があって、
どこから眺めても表情が違って見えます。
撮影が自由だったので、
「どの角度から見たら、一番かわいく見えるんだろう。」
そんなことを考えながら、
気がついたら何枚も写真を撮っていました。



土偶には、
女性を模したものだという説や、
宇宙人なのではないかという説など、
さまざまな話があります。
そして縄文時代は、
長いあいだ争いが少なかったといわれています。
物々交換をしながら暮らしていたという話にも、
どこか心が惹かれます。
今の時代だからこそ、
そんな価値観に目が向くのかもしれません。


それにしても、
縄文土器も、土偶も、本当にすごい。
どうしたら、
あんな形を思いつくんだろう。
何千年も前につくられたものなのに、
今見ても新しい。
美術品として飾られているからではなく、
純粋に「かっこいい」「かわいい」と感じる。
これはアートだと思う!

土偶があまりにも可愛かったので、
家にも飾りたくなり、
縄文時代と同じような製法で
土偶のレプリカを制作されている職人さんを見つけ、
取り寄せることに。
箱を開けると、
なんと、小さな土偶が一緒に入っているではないですか。
まるで親子みたいで、
思わず笑ってしまいました。
今では、
すっかり我が家の小さな住人です。

「行っておいで」と言われた気がして訪れた土偶展。
でも振り返ると、
あの日の出逢いが、
新しい作品づくりの始まりになりました。
「なんか好き」という気持ちは、
思っている以上に、
遠くまで連れて行ってくれるのかもしれません。

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